全国上映への道

今は“Ben-Joe”の編集を

淡々と行う日々だが


そんな中

上映の形についても

あれこれ考えたりもする


映画が完成したのちには

全国でより多くの人に観てもらいたい

作り手としては

当然の思いである


現状では

自主映画の監督たちが

自分の作品を上映する際

ミニシアター系の映画館に

レイトショーの回に上映するのが

スタンダードな方法だと思う


もちろん映画館に支払う代金は

簡単には支払えるような額ではない

全国数か所ともなれば

その総計はかなりのものになる

上映すればするほど

赤字になってしまう

これが実情だろう


そうなると現実的には

自分たちの地元の映画館でのみの上映となり

どうしても客席は知り合いばかりで

埋められることになる


ただし

映画館で上映したという

既成事実ができれば

映画情報誌に載ることも

レンタル屋に並べることも可能になる


やはり“これでよし”と

手を打つべきなのだろうか


今までの路線に従って

情熱と時間を費やしてつくり上げた作品を

赤字になって上映するしかないのだろうか…


“Ben-Joe”

そして“幸福な結末”も

同様の形で上映するしかないのだろうか…


いや

既成のやり方に納得がいかないのであれば

新しい方法を試みれば良いだけだ


三河映画が今まで行ってきた

無謀なチャレンジの数々

それを信じてくれた人たちに支えられて

私たちはここまで辿り着くことができた


信じてくれた人たちが

信じて良かったと思えるよう

これからも完成・上映に向けて全力を注いでいく


そんな大きな野望を持って

撮影同様

チャレンジに満ちた上映にしていきたい


監督

岩松あきら


(写真は名古屋のミニシアター系映画館「シネマスコーレ」)