先日撮影中
呼吸ができなくなるほどの
激痛が腰に走り
その場に倒れこむ
ギックリ腰だ
数日前から予兆はあったが
騙し騙し動いていた
撮影スケジュールは
先まで埋まっているため
山を降りて病院へ行くことはできない
スタッフたちが
鎮痛剤や湿布を
買ってきてくれたり
すぐ近くのものまで
取って手渡してくれたり
その日は杖を片手に
痛みに耐えながら
撮影を終える
監督がこんな状態でも
支障もなく
撮影が進められた1日を振り返り
改めて三河映画のメンバーの
凄さに感謝
翌日
朝一番に打ち合わせのため
撮影現場にやってきたスタッフが
腰サポーターを持ってきてくれる
午前中には
撮影合宿所に荷物が届く
封を開けてみると
腰サポーターが入っている
前日撮影を終えて
東京に帰ったキャストが購入して
送ってくれたのだ
お昼になると
撮影現場に新たなサポーターが届く
スタッフが地元の方と話をした折に
私のギックリ腰の話題になり
心配して持ってきてれたという
その後
撮影を進めていると
背後から「もし良かったら…」と声がする
振り返るとメイキング撮影のスタッフが
腰サポーターを持って立っている
私が腰を痛めたことを聞き
持ってきてくれたのだ
4つのサポーターを手にして
こんな自分のためにと
感謝を超えて恐縮してしまい
言葉も出てこなかったが
それと同時に
今後どんなことが起きようとも
“Ben-Joe”の撮影は滞りなく進んでいくだろう
そんな三河映画の推進力を強く感じた
監督
岩松あきら
(写真は座り込んで指示だけを出す岩松監督)
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