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本気でなければ

映画のセットをつくる

言葉にするのは簡単だが

とてつも無く壮大な計画だった


荷物を運ぶためのトラック

照明のイントレ足場作づくり

必要な木材の調達と壁の作り込み

ペンキの色合わせとペンキ塗り作業


全て何もない状態であり

ひとりでは何も出来ない状態からのスタート


お金がある前提での考え方では


トラックや足場はレンタル

木材や壁やペンキは工務店へ依頼


となるのだろう


しかし

我々にはそんなお金はどこにも無いし

無いから諦めるという選択も無い


どうすれば実現可能か?

ただひたすら考える


トラックは

協力として知り合いから

工場で使わない日に1日お借りすることでき


足場も

津具の建設会社さんにご協力を頂けた


木材も

多数の工務店さんや設楽の森林組合さんから

協賛していただき


壁の作りこみは

スタッフだけでなく

舞台大道具経験のある職人さんやキャストの方々も

何日もかけてつくり込んでくれた


ペンキについても

色合わせを津具の塗装屋さん

調合は名古屋の塗料屋さん


ここで書いたことは

セット作りでほんの一握りの例で

これ以上に沢山の方々にご協力を頂いている


本当に感謝の言葉に尽きる


三河映画では

全てにおいて出来ないと思いより

やりたいと想いの方が強く

いろんな人たちと繋がることで

お金では無い方法で

課題を解決することが出来ている


ただ協力を頂いて

いつも想うことは


“本気でなければ”

解決策は見えてこない


“本気でなければ”

誰も協力してくれない


協力してくれる方たちは

みんな本気で

貴重な時間を割いて協力してくれる


その本気を上回る本気で

良い作品づくりをしていくことが

我々にできる唯一の恩返しだと信じ

日々撮影に挑んでいる


撮影監督

沓澤武志



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